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2003faraway | はるか かなダ
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貴方の言葉 私の言葉
貴方の言葉私の言葉(1)

また英会話スクールに通い始めた。いろいろすったもんだの私だけれど、
どうしても外に出る機会が欲しかったのだ。

で、これを書いている現在、私が通っているところは4箇所。そう、それぞれ
週に一度行われる英会話を4つ掛け持ちしているのだ。


・・・というわけで、今回のお話はそれぞれのスクールでの出来事。
全てをひとつに取りまとめてお話します。


貴方の言葉私の言葉(2)


あの・・・ここは老人ホームでしょうか。

英会話教室を開催している場所がわからず窓口の人に案内されて
やってきたところは、とある大きな建物の片隅。テーブルをつなげて
じいさんばあさんが集っている。。。うーっわっ・・・

補聴器をつけている人、手がちょっと震えている人、遠近両用の眼鏡を
つけている人。何なんだここは?


Welcome!


先生らしき女性が私を歓迎してくれた。やはりお年より。いいの?私が
ここに居て・・・

何だか思いっきり場違いな雰囲気の中、会話に参加する・・・



         んが、



彼らの会話が聞き取れない。だって、じいさんばあさん。
ほら、日本にも居るでしょ、しわがれ声のおじいちゃんとか
会話の筋の通っていないおばあちゃんとか。しかも英語で。

最悪なのは彼らにとっても第二言語の英語。

私のヒヤリング能力の壁
年寄り特有の声質。
(特に女性特有の)脈略のない会話。
そして喋る側の英語能力の低さ。

言葉の壁は3層にも4層にもなって私に立ちはだかった。
既に英会話教室は、レベル4の推測クイズの域に入っている。



貴方の言葉私の言葉(3)


隣に座る中国人男性が私になにやら話し掛けてきた。
私は心ひそかに 友蔵 と呼んでいるじいさんである。
喉にドロップが詰まっているような声である。

しかも英語が最悪。


わたしは何故だかじいさんの経歴を聞く羽目になった。

「・・・・・」        「・・・・?」



「・・・あー・・」      「・・・・?」



「・・・うー・・」      「・・・・?」
   


おーい。いきてるかー



「・・・あい あむぅ・・」  「・・・・?」


「・・・どーくたぁー・・」  「・doctor? 」



    ほほぅ。お医者さんだったのか。で、何科?


「・・・・・」        「・・・・?」


「・・・あー・・」      「・・・・?」


「ぶ・・ぶれいん」      「・・脳 ?」



「い・・いえぇーす!」    


「に・・・・」        「・・・に?」


「にゅーろ・・」       「えーと、神経のこと?」


「さ・・・・」        「・・・・・?」


「さーじぇ・・・あー」    「手術ね」







中国で生まれたこのじいさん、1955年(ないてぃーふぁいぶてぃふぁいぶ)に
ロシアに行って医学を学び、脳神経外科の医者として働いていたらしい。




この話を聞きだすまでにおよそ5分かかった。ちなみに御年80間際。



貴方の言葉私の言葉(4)


とにかく今までで最高にコミュニケーションの難しいクラスだ。
生徒の発言について、一回一回先生が、

「今、??さんの言った事はね・・・」

と、言い直してくれないと誰が何を言っているのだかさっぱりわからない。
声にハリのある私はクラスの中では優等生気取り。

自宅に戻り旦那に言った。

私「ねぇ、実はサ、私たちってスッゴク英語が喋れるのかもしれないよ!」



机に向かい、夢中になって勉強していた旦那の手が止まった。




「君、   そうとう レベルの低いところに行っているね・・・」


へへへ。わかる?



でも、この優等生気取りもそう長くは続かなかった。



貴方の言葉私の言葉(5)

何度も言うが、お年寄りの集まるクラス。ブルガリアやロシアと言った
白人系のおばあちゃんも居るが、やはり多くを占めるのはアジアの顔。

ちなみに日本人は私一人。




なのに、日本語を話す人は私だけではなかった。


「にほんじんですか?」

そう、私は日本人。でもどうして日本語を知っているの?

「昔、日本語を勉強したから」




違う。勉強したのではない。

彼らは勉強させられたのだ、あの時代、もう60年以上も前の話。



事実として知ってはいた。検定を通過した教科書でしか歴史は
学んでいないけれど、当時の日本が何をやったか。私のせいではないけれど、
私は知っていなければならないこと。

侵略の傷跡をじかに感じた。

中には、今もなお日本に恨みを持っている人も居ると思う。私は敢えて
日本語で返答するのを避けた。

でも、私の責任でない事位はお年寄りにも充分にわかっているようだ。
或いは、あまり恨みを持っていないのかもしれない。当時小さな子供だった
彼らにとって、日本の侵略は大した意味を持っていなかったのかも。

そんなことをグルグル頭の中でめぐらせながら彼らの日本語に
耳を傾けた。彼らにとって久しく使っていない日本語、ちょっとたどたどしい。

     けれども、


     美しい。



ここにあるのは60年前の日本語。変化することなく静かに人の体に潜んでいた。




美しい私の母語がこんな形で生きていた。


貴方の言葉私の言葉(6)

周りのじいさんばあさんよりは上手に英語を喋っているつもりの私であったが、
彼らの話には筋がある。辛抱強く耳を傾けると、なかなか興味深い話を
しているではないか。中途半端な私の英語を改めて恥じた。

英語は手段にすぎない。まずはそこからスタートしないと。

仕切りなおしてまた勉強だ。


帰り際、台湾出身のおばあちゃんに声をかけられた。日本語で話し掛けてくる。
英語の勉強を自宅でするために、図書館から学習用のテープを借りてきた
と言って、私に見せてくれた。

60歳になっても、
70歳になっても、
80近くでも、勉強している人達がここに居る。

凄いね、頑張っているんだ。私も家で本を読んだりしているよ。
そう答えた私に




「あんたもがんばんな」


との激励。。。。思わず、


「お前もな」


と言いそうになった。

posted by: はるか | 2003faraway | 12:46 | comments(1) | trackbacks(0) |
バスの中でのちっちゃなどラマ
とにかく、一歩外に出たらそこは外国。白人がウジョウジョいる。
デブがごっそりいる。何を言っているのか判らない。

でも、チャンスがあれば頑張って耳を澄ます。いわゆる
盗み聞きってやつになるのかもしれないけれど。喫茶店はそれぞれの
テーブルで会話の花が咲き、一つの会話に注意して耳を澄ますことが
なかなか難しい。

その点、バスの中での会話は時として内容をキャッチすることができる。
周りが静かで、一つの会話に集中することが出来るからだと思う。
とはいえ、彼らの容赦ない会話から得られる情報は文章としてではなく、
断片的な単語になってしまう。今の私にはそれが精一杯なのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年の春先、バスの中で、身なりの汚い男性二人が話をしていた。
どうやら中東で起こっている例の攻撃についてのようだ。

フセイン ルーズ ルーズ
ブッシュ オイル オイル
Pretty dirty

たったこれだけでも、会話の内容がある程度わかる。


普段は単語しか入ってこない言葉。たまーに文章として
会話をキャッチすると手放しで喜びたくなる私。

Are you happy?

あーこれはわかった! あなた幸せ?って言っているんだ。そうでしょ!

・・・ん?

見れば、男女は互いに厳しい顔で見つめあっていた・・・
これって・・・これってバスの中でする会話?
会話の意味がわかってニコニコしながら二人を見つめたら、
冷たい視線が返ってきた。やばい・・・外人のふり 外人のふりっと・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今度は、小さな子供をつれた夫婦が私の前の座席に座った。
子供は興奮気味に喜んでいる。手を使って親子3人は遊んでいた。

「うろ、ぺーぷー、すず!」

「うろ、ぺーぷー、すず!」

・・・こんな言葉を繰り返しながら子供は
「キャッキャッキャッ!」と喜んでいた。


何をして遊んでいるんだろう???

上体を前に傾けて覗いてみたらどうやら家族3人でジャンケンを
しているみたいだ。へー!ジャンケンってカナダでもあるの?


ここまで理解して、言葉の意味がやっと分かった。
「うろ、ぺーぷー、すず!」は、
「rock paper scissors」つまり「石!紙!ハサミ!」って言っていたのだ。



道のりは長い。


posted by: はるか | 2003faraway | 12:47 | comments(0) | trackbacks(0) |
男はつらいよ或いは釣りバカ日誌
男はつらいよ或いは釣りバカ日誌(1)

・・・つまりこのタイトルは、またまた展開される私の歯医者ネタ。

そうなのだ。


またまたまたまた歯医者なのだ。


どどどどーして、ご飯を食べている時に奥の銀歯が取れるの?

がっくりと肩を落とすのも、もう慣れたものである。
以前は電話で予約するのが怖くて直接窓口に行っていたが、
今回は電話をかけ、留守電にメッセージなんか入れる余裕。

いや、こんなことに慣れてはいけないのだが。

早速歯医者に行って見慣れた顔のおじちゃん(歯医者さん)とご対面。
「How are you?」



・・・きたな・・・



ここで、good! なんていったら、また前回みたいに
「goodじゃないからここに来たんだろ!」って言われるんだ。


ふんっ!「 N O T G O O D 」



男はつらいよ或いは釣りバカ日誌(2)

外れてしまった銀歯を持参し、歯を見てもらった。

ねぇ・・・詰め物が取れるって事は、虫歯が進行しているって事なんだよねぇ。
んー、痛みは特にないんだけれど、まあ、そこの部分は今何もかぶさっていない
から、ちょっと敏感になっているかな。

はぁ・・・また歯を削られるのね。



などと、英語にできないこの思い。
おじちゃんに、通じたのだろうか。



私のテレパシーは、全然通じていない。



「何かの拍子に詰め物が取れることもあるよ。また付け直すね」





             ちょっとまて。




おじちゃん、例のあの宝石の鑑定に使うような眼鏡で私の歯を
見てくれた?何処かに虫歯が潜んでいない?

「無いよ」

ほんと?ホントに無いの?

「無い」


うっそーぉー! という間に、ちゃらっと掃除してあっという間に
銀歯リサイクル。

うーん。。。。Not bad.

posted by: はるか | 2003faraway | 12:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
断髪式
断髪式(1)


もともとショートが好きな私だったけれど、カナダに来てから
一度も髪の毛を切っていない。カナダで髪の毛を切りたくなかったのだ。

ちょっと湿っぽく語らせてもらおう。
この髪の毛の先の部分は、私が日本に居た頃に伸びたもの。

ここは「日本」の空気に触れた部分。

その部分を切り落とすことは、私の中にある日本との接点までも
切り落とすような気がしたのだ。

幾つもの絆を断ち切って、日本での生活を清算し田舎の空港から
ふわっと離陸した瞬間、




    

 しまった!悪いがもう一度地面に足をつけさせて!まじで頼む・・・





と、軽いパニックに陥った。

今でこそ部屋の中であぐらかいてふんぞり返っているが、当時は
自分を包み込む、あの、のどかな空気から飛び出すことに不安があった、




・・・ほら!そこっ!笑わない。今私は湿った話をしてんのよ!




・・・んで、自分の立場がわかって観念した後、注目したのが
この髪の毛。

一つのおまじないの意味をこめて、帰国の日まで切らずにいようと
決心したわけである。かなり固い決心。






       一年で挫折







     うざったい。切るわ。



かくして、私の心密かな想いも一年で崩れ去った。




断髪式(2)


白人のクネクネした髪の毛ばかり切っている欧米人にアジアの髪の毛は
扱いづらいらしい。

ニュージーランドで髪の毛を切ってもらったときも
そりゃないだろう!という髪型にされた。もっともそのとき私は
「Any style will do!」なんて、言ってしまったのがいけなかったのだが。

旦那は既に何度かカナダで髪の毛を切っている。
それでも最初のうちは高い料金支払っても、納得いかない髪型にされる
ことがあった。

こんな日もあった。
散髪から戻ってきた旦那の頭は、橋本前首相もびっくりのギラギラ頭で
すっかり おっさん 。

旦那は、3軒目にしてやっと納得できるお店を見つけ、
現在はそのお店で切ってもらっている。
で、旦那の勧めもあり私の髪も同じ店で切ってもらうことにした。

旦那が気に入ったこの美容院は、散髪の技術だけではなかった。

日本にもこんな美容院は残っていると思う。チェーン店みたいな
スタッフが沢山いる店とは違い、おばちゃんが一人で切り盛りしている所。

設備もそれ程新しくないし、店の中も雑多。でも何故か落ち着けて、
近所のおばちゃんたちが、利用している

「店」と言うよりは、人としての「つながり」の場。


旦那と一緒に美容院の扉を開けるといかにもいかにも(?)
って感じの体格の良い白人のおばちゃんが迎えてくれた。


断髪式(3)



「長い髪の毛ね!」
「丈夫で多いわ!」
「染めていないの?」
「パーマも?」


どうやら私の髪の毛は 凄く 良い髪の毛らしい。


「切った髪の毛、持って帰る?」


   え?


いや、いらないです。だって、何にするの?習字に使う筆?



「アジア人の髪の毛はカツラとして需要が高いのよ」

売れるのか?でもいらない・・・髪の毛売るほどお金に困っていないし、
第一、売ったお金で懐中時計の鎖を買う必要もない。

そんなやり取りをしながら、おばちゃんは私の髪の毛をがしっと
掴み、ハサミを入れた。常連さんと思われるおばあちゃんは、立ち上がって
後ろに立ち、私の髪の毛が切られるのをじっくり見ている。


何となく、こんな風景見たことある。


テレビで。


引退したお相撲さんが土俵の中央で目頭熱くして・・・
断髪式?そう、私はまさに日本の空気に触れた髪の毛と「さよなら」
して、まだ続くカナダ生活へ更に気合を入れるのだ。

後ろで見ているおばあちゃんも、はさみを入れているおばちゃんも
神妙である。

旦那は?

おばちゃんお手製のマフィンとコーヒーでご満悦。テーブルの上の
雑誌や新聞に夢中だった。


断髪式(4)

おばちゃんの散髪の技術は見事であった。仕事も丁寧なのがよくわかる。
確かに、旦那が満足する美容院だ。

ボサボサの伸ばしっぱなしの髪が、どんどん短くカットされ、
なじみのあるショートヘアーの私が鏡の向こうにいる。

「いいヘアスタイルになったわね!」
「あなたの技術が良いおかげね」

アジア人の髪の毛って、カットが難しいはずなのに、本当に上手。
どうやら、客の中にはアジア人も居るらしい。

つたない英語で一通りおばちゃんのカットを褒めると、自信満々に
こう言った。


「私は、30年以上アジア人の髪の毛を切っているのよ」


     プロだ。


ぎょっとする体格
ぎょっとする化粧のおばちゃんであるが、心から「格好いい」と
思う瞬間だった。


私達が帰るまで、片付けられることもなくテーブルの上に置かれた
私の ちょんまげ 。

おばちゃん、売るのかなぁ



posted by: はるか | 2003faraway | 12:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
ひとりでできるもん


ひとりでできるもん(1)

電話会社から手紙が届いた。電話代はこの間支払ったはずなのに。
見ると、お金還元のお知らせと一緒に小切手らしき物が入っている。

すっかり忘れていた、そして知らなかった。
電話加入の際に支払ったお金が一年経つと戻ってくるのだ。
もともと私達のお金とはいえ、何だか得した気分。。。

旦那「銀行に行ってこの小切手を口座に入れてくれる?」
私 「・・・わかった」


とはいえ、


     困った。



     銀行に行くの?
     窓口に行くの?
    
     英語 使うの?


あー、また言われるんだ。「わ?」って。悲しく惨めな気持ちに
なるんだよねぇ。まーだ私の英語って通じないんだって。

ところで、「この小切手を口座に入れる」って何て言えばいいの?
ういずどろーは、お金を下ろすことだし
でぽじっと は、お金を預けることだし

・・・そうか、入れ替えだから とらんすふぁー だ!

はは。ちょっと頭いい?私。


ひとりでできるもん(2)


私の使命:手元の小切手を自分の口座に入れる

さて、とらんすふぁー という単語が浮かんだが、その前後は
どういう言葉を添えればいいのだろうか・・・

やっぱ丁寧にこちらの気持ちを伝えないと
I'd like to ?

いやいや、もっと下手に丁寧に言った方が
Could you ?

・・・ていうか、この紙切れ、本当に口座に入るのかなぁ?


結局
Is it possible ? と言う切り口で窓口に乗り込むことにした。

カナダに一年以上居ても、喋られないものは喋られない。
恥ずかしいがこれが現実。アパートで2、3度ぶつぶつ練習した後
銀行に行って、列に並んだ。。。

ちょっと緊張。大丈夫かな?大丈夫かな?あ、私の番だ。
さあ、勇気を出して・・・




私:この小切手を私の口座に入れることが可能でしょうか?
窓口の姉ちゃん:勿論!








      ! ! ! 通 じ た ! ! !


し、しかも一発よ!ほら、姉ちゃんパソコンに何やら打ち込んで
作業を進めている。すごいねぇー私。私の英語も上達していたのかしら。

もう私は、自分自身に グデンぐでん に酔いしれていた。
ああ、私って凄い。一人で出来た。

「ここにサインしてもらえる?」

「へ??」あ、サインね。えーっと日本語で自分の名前書こうかなぁ・・・

「イニシャルでも良いのよ」

「あ、そうぉ?」で、私は雲の上をふわふわさまよう達成感の中、
所定の位置に綺麗なブロック体でサインした。



      Y.M.



あ・・・・旧姓だよ、これ。どうしよぅ・・・

「はい、どうもありがとね。これでいいのよ!」

いや、良くないんだって。



お金は無事に口座に入った。結局サインなんて何でも良いんだ。
今度サインを求められたら富士山の絵でも書こう。

posted by: はるか | 2003faraway | 12:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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